雑談百選

大阪千里司法書士事務所のブログ 

キャンディーズのアルバム ~ 早春譜から

最近、キャンディーズの「早春譜」ばかり聞いている。

いわずとしれたキャンディーズのラストアルバムであるが、このブログにたどり着いた人は、まず間違いなくキャンディーズのファンなので、アルバムの詳細解説は割愛します。知らない人に説明するならば、キャンディーズホワイトアルバム兼レット・イット・ビーだといったらいいのでしょうか。特に、レコードでいえば2枚目のB面は「もうこれで終わりなのだ」ということを否応なく突きつけられ、スーの「please come again」からミキの「It's vain try to love again」、そして「あこがれ」で終わる流れは圧巻である。「あこがれ」を聞いていると、やはり、あそこで解散するしかなかったのだろうと納得するしかない。自分は当時は小学生なので、このアルバムに手が届くことはなかったけれども、まさにリアルタイムな青春を過ごしていた先輩諸氏方はどんな思いだったのだろうと思うと胸が詰まる。

また、プロの作詞作家群によるウェルメイドな他のアルバムに比べ、このアルバムは、キャンディーズが70年代の音楽シーンの中にいたことがよくわかるアルバムでもある。ロック好き青年たちが「歌謡曲は興味がないけれど、キャンディーズだけは別」と言ったそうだが、このアルバムを聞くとキャンディーズ自身が歌謡曲からロックへと変わっていったのがわかりますね。それも、どちらかといえば、70年代の邦楽というよりも、洋楽のエッセンスが強いように思いますが、どうでしょう? MMPの演奏って、ティン・パンなんかの洗練されたシティーポップの作品群とも質感が違って(ムーンライダースの参加した「夏が来た」はそんなテイストもある)、いかにもロックって感じがするものね。だってね、ギターの西さんなんて17歳でしょ、まだ。凄いよね。他のMMPのメンバーだって、20台の中後半くらいだものね。ん~、若い。

で、各論に移ると、この「早春譜」はまさにミキのアルバムじゃないかという印象が自分には強くあります。ミキではじまってミキで終わるという構成のせいかもしれませんが、今、推測するに、ランが女優復帰するという以外は、本当に何も決まってなかったんじゃかなと思うし、ミキの曲のあらゆるところに「これで最後」という決心が見え隠れするんですよね。

スーちゃんの魅力はなんといってもボーカリストってところにあって、音楽的にはあまりこだわりは持っていなかったんじゃないかな。それにしても、スーちゃんが、不良に対する憧れを「タバコ」と「バイク」で表現するところが、もうね、孫のように可愛い。足立区の釣具屋の娘が、真夜中にバイクで湘南くんだりまでいくのよ。これはもう女版キャロルだな。スーちゃんは「ハッ!!」ってのがいいのよ。ロックンローラーだからね。

ランの曲については、後付けの論評になるけれども、どれも40年後のソロアルバムに入っていてもおかしくなく、まさに「ロマンチストなわたし、ラン」という感じですよね。ビルボードとかで「悲しみのヒロイン」とか「MoonLight」とかやったらハマるんじゃないかな~。まあ、すでに「アンティックドール」はやっているわけだから間違いないですね。「walking in the cherry」とか「LaLa Time」と並べたらいい感じじゃないかな~(泣くと思う)。

 

ということで、キャンディーズおじさんたちは「もしミキがランのコンサートにゲスト出演したらどうしよう」ということを頭の片隅に抱えながら日々の生活を送っていると思いますが、自分は「肯定派」です。無理してまで引っ張り出すことには反対ですが、自然な形でそうなれば、それは素晴らしいことなんじゃないかなと思います。そうなったら、やっぱり「悲しきためいき」が聞きたい。「It's vain」と「オレンジの海」と、そうそう「わな」も・・・、あげたらキリがないですね。

 

ということで、来年は、スーちゃんの10回忌ですね。

あれからもう10年になるのか。

一番最後に見たミキの近影があの時の悲しみの顔だというのがね、

ランのインスタとかで笑顔だけでも更新してくるとありがたいですね。

ということで、今日は黄色派の気分でした。

 

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