雑談百選

大阪千里司法書士事務所のブログ 

大阪市廃止のモンダイ Vol.14

今日は、昭和100年から江戸400年の時代へ というハナシ

 

とうとう、週末になりました。

昨日の松井市長及び国会での馬場議員の振舞いには、もはや溜息しか出ませんが、本当に酷い時代になりました(資料として末尾に動画を貼っておきます)。もう、いちいちコメントするのも、暗澹たる気持ちになりますが、国会議員にしろ、市長にしろ、ここまでの振舞いをしていてそれを恥ずかしいとも思わない時代、で、これを見た人が不思議とも思わない時代がくるなんて、なんとも言葉を失うばかりです。

 

さて、昨日の一行ニュースに橋下氏のツイートがピックアップされていましたが、

橋下徹氏、11月1日住民投票の大阪都構想は「世界と勝負するための令和の『大大阪』構想なのだ」 : スポーツ報知

こんな大風呂敷に喜んで包まれてみようとする人が多くいるんですから、もはやそれを説得する言葉もありませんが、私見では、「いわゆる大阪都構想」は結局、江戸時代の幕藩体制に時代を戻すだけになると思います。

だって、いまだ成長戦略に「万博」と「IR事業(カジノ)」と「インバウンド事業」しか思いついていないのよ。

維新政治になって、もう10年になるのに。

松井市長によれば2011年に実質的に二重行政が解消されたといっているのに、その間、やりたいことをやろうと思えばやれたのに、結局、「万博」と「IR事業」と「インバウンド事業」しか思いつかなくて、挙句の果てはお荷物の夢洲を開発して、物流の拠点とか言ってるんだけれど、夢洲を物流の拠点にするのに、なんで大阪市を廃止しなければならないのか意味不明である上に、たとえ夢洲が物流の拠点になったとして、なにゆえ少子化が進み、人口が減っていくのを「仕方ない」と見過ごしておいて、需要(物流)が増えていくと算段できるのか全く理屈がわかりません。夢洲を開発しても、最高の想定をしてみても、せいぜい福岡の「よかトピアになれたらいいなくらいなものである。横浜の「みなとみらい」なんて、とてもとても。笑われちゃいますよ。おニャン子クラブに対抗しても、結局、できたのはICHIGOちゃんでしかないのだ。推して知るべしである。わかる人にしかわからないハナシで恐縮ですが。

 

大阪市を廃止して、大阪府に権限を集中しても、結局、府の予算の中に取り入ることができた大企業及びその下請、関連会社が肥えるだけで、経済がさらに内向きになっていくことは、日本がこの平成の時代に没落していった推移をみれば明らかである。そして、その税金の流れから外れた中小企業のほとんどはつぶれていくのである。それが国(菅政権)が進める政策であり、維新が大阪でその先陣を切ろうというのである。おじさんたちはもはや何も思いつかないから、行政の予算の中に活路を見出すしかなくなったのだ。

確かに、うまく国や府の予算の流れの中に入れた企業は儲かるのだろう。

今でも十分そうである。

町にはレクサスやマセラッティが増えるかもしれない。

でも、そういう会社のほとんどは派遣社員などの低賃金労働者によって運営されていくのだから、一台の高級車の向こう側に100人のお腹を空かせた子どもがいるような時代になっていくのは不可避である。

「それでいいじゃん!」というのなら、もう言うことはない。

 

橋下氏のいうように、かつて大阪市大阪府が莫大な予算を杜撰に使っていたのも事実であろう。でも、それは統治制度のモンダイではなく、そういう時代だったのだ。「ふるさと創生事業」とかいって地方に1億円づつ配っていた時代である。そういう時代もあったのであって、統治制度の制度的欠陥から生じた問題ではない。なので統治制度を変えたところで、だから世界とわたりあえるとか、そういうハナシにはならないのです。

 

 【以下動画、参考資料として】