今日は 政治とテレビと芸人さん のハナシ
関西ローカルのテレビではコメンテーターとして吉本の芸人さんが、維新の政策に肯定的な意見を言うことが多いですが、次のことは知っていた方がよいと思います。
吉本興業は、大阪市と業務提携をしているビジネスパートナーなんですよ。だから吉本の芸人さんたちが、大阪市(つまり維新)の意に沿う発言をすることは、なによりビジネスとしてのお仕事をキチンとしている側面があるというわけです。芸人のみなさんもマジメですよね。
で、これは別に秘密でもなんでもありません。
どちらかといえば、おおっぴらなハナシです。
ものすごくおおっぴらですね。
維新の選挙応援にも入っていますよ。
もちろん、芸人さんたちが選挙に出るのも選挙応援をするのも、大阪の行政の政策に賛成するもの、そのイベントに参加するのも自由です。
それでも、今回、このことをこのトピックに挙げたのは、みなさんが親しみを持っている芸人さんたちは、都構想を推し進めるサイド、もっといえばイシンとの間にビジネス上の浅からぬ利害関係があるということを知っておいた上で、その発言の是非を判断された方がよいと思うからです。みんな、馬鹿ではないし、なにより、誰が自分にお金をくれるのか、お金がどうやって自分に流れてくるのか、ちゃんとわかってやっているのです。つまるところ、不用意に笑ってる場合ではないんです。
(興味のある方は、入札や落札などの情報もチェックしてみてください)
もう一つ、テレビ各局は吉本の株主であり、広告代理店の電通グループも株主に名を連ねています。テレビ局は、電通を代表とする広告代理店を通じて営業をし、広告を得て、その広告収入で作られた番組に吉本の芸人さんをキャスティングし、吉村氏や松井氏、あるいはその他の維新関係者の発言に、さっとジョークを突っ込んで、一般の視聴者が「ハハハ」と笑って、維新の政策を受け入れやすくするのです。見事な連携プレーですね。
テレビ局の社員の問題意識はひとりひとり違うとは思いますし、組織の中で戦うということは外の人間が批判するよりも格段に大変なことだとは思いますが、組織論でいえば、みんな仲間内であり、まとめて運命共同体といってもよく、我々、一般人は、特に報道・ニュースに関しては無心でテレビの情報を鵜呑みにしていいわけではないのがわかると思います。是非、そのことを心にとめて、テレビを楽しんでください。
今日も最後にこれを貼っておきます。
「サヨクは嫌いだ」という人はこちらへ。
「与党は信用できない!」という方は、
こちらに市民系・リベラル系のサイトがあります。
どちらも書いてあることは同じです。
抵抗の少ない方を選んで、是非、ご参照下さい。