ということで、
マニアぶりもとうとうここまで来ました。
「小説仕立てでなくてもいいのになあ」と思いつつも、それぞれの青春の一旦に触れることができて面白く読めました。結局、キャンディーズは、本人たちにとっても、ファンにとっても、MMPにとっても、裏方、制作者にとっても、まぎれもなく「青春」だったのですね。日本全体が若かった時代。森田氏も30代だし、穂口氏は20代。キャンディーズは、そんな若者が作り上げた作品群だということに驚くと同時に、最近は「キャンディーズとビートルズは質的に同じなのかもしれないなあ」などと考えております。ビートを基調としたコーラスグループ、ひとりで歌ってよし、ハモッてよし、コーラスかぶせてなおよしの、よしよし尽くし。ロックファンには「なにいっとんねん」といわれそうですが、結局、キャンディーズとビートルズは質的に等位なんじゃないかしらね。
このあたりの考察、この夏、深めていこう。