雑談百選

大阪千里司法書士事務所のブログ 

夏炉冬扇のすすめ

さっきネットニュースで見ただけのテーマだけれど、有名ミュージシャンが「漢文なんてまだやってるの?」という趣旨のツイートをして話題になっているとのこと。曰く、「前時代的であり、原語を訓読することなんて無意味である」(趣旨)ということらしい。

なるほど。わかるよ、その気持ち。

大学で「芭蕉」を学んだ者としては、ただただ申し訳ないという他ない。確かに皆が皆が漢文を学ぶ必要もなく、大学レベルの授業だけでいいのかもとは正直思います。でも、まあ文学部(国文学科卒)としては漢文の授業を肯定してあげたい。

閑話休題

大学時代、ある教授が話してくれた心に残っている言葉がある。

それは渡辺実という国語学者で(今、検索したら90歳を超えてご存命のようだ)、ある時、先生が「卒業して世の中に出れば、およそこのようなことを学ぶ機会もなくなる。しかし、役に立たないこと、お金にならないことを夢中で勉強したことは決して人生の無駄にはならない」というような内容の話をしてくれたが、あまり無駄口をするようなタイプではなかったからか、学生時代のたいていのことは忘れてしまったが、先生のこの言葉は今でも心に残っている。

ということで、社会に役に立たないものにこそ、人生を豊かにするものがあるんじゃないかしらと常々思っております。

それこそ、音楽とかね。

 

我が座右の銘ー仕事編

馬鹿にしたものに躓き、楽したところから腐っていく

 

追記.渡辺先生は2019年の年の瀬にお亡くなりになったという連絡がありました。在りし日の姿が今でも思い出されます。