雑談百選

大阪千里司法書士事務所のブログ 

失われた言葉を探して

 


南沙良&蒔田彩珠主演『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』予告編

 自分も相当年期のはいった「どもり」である。今でもときどき自分の名前が言えなかったりする。でも、もうおじさんなので気にすることもない。というか、昔からそんなに自分がどもりであることをコンプレックスに思い悩んでいたという記憶はない。でも、どもりの影響なのか、もともとの性格かわからないけれど、自分から進んで誰かに話しかけていくということは自分の人生ではこれまでになかった。そして、そういうことはこれからもないだろう。

そういえば、随分前のことだが、司法書士会のある部会に所属していたとき、「下働きならなんでもするけれど、うまく話せないので連絡係はできませんよ」と前もって伝えておいたのに、連絡係をするように言われたので、その役割を完全にスル―(無視)して、そのままその部会をトンズラしたことがある。それで他の人に迷惑をかけ、怒りをかうことになったが、それも仕方のないことだ。いくら説明しても理解されないことがあるのだ。そして、それが我が人生なのだ。

今も、外で何かを食べるときに奥さんが一緒にいたら奥さんにオーダーを頼むし、 1人だったら自動販売機のあるところを選ぶ。飲み会に参加しても自分でオーダーをすることはない。言葉がでなくてハアハアしてしまい、「ヘンタイの人」と思われると厄介だし、いちいち、どもりだということを説明するのも面倒臭い。

ということで、どもりは別名「失語症」ともいいます。

言葉を失っちゃうのですね。

なので、どもりの人が近くにいたら、是非、その人に寄り添って、その人がどんな言葉を失ってしまったのか一緒に探してやってください。